・時代の変化か、自分の変化か

学生時代に学生ローンを利用していた人なら、金利の高さと貸してくれる金額の少なさに辟易していたのではないでしょうか。10万20万のお金を借りた場合、金利は20%を超えていたはずです。

時が経って社会人になり、フリーローンを借りると、100万円近く借りることができますが、金利は10%近辺でしょう。それは時代が変わったせいでしょうか?

・金利は借りる人の信用度で変わる

金利の高低は、フリーローンに申し込んだ人の信用度の高低と反比例します。「返すアテが無い」人ほど、金利は高くなるのです。金利を高くしたら余計返せなくなると思うでしょう。ですが、貸す方は返せなくなることは考慮に入れてくれません。これは市場経済での資金調達における第一原則です。

・利用限度額の大きさも信用度で変わる

同様に、利用限度額の大小は申し込んだ人の信用度の高さと比例します。金利と同様に「返すアテが無い」人に、多額のお金を貸すことはリスクが高いですから、少ししか貸してくれないわけです。

学生ローンでは少ししかお金を貸してくれないのも、まさに同じ理由からです。アルバイトか仕送りしか収入がなく、それで賄えないから学生ローンを利用しているのであって、返済リスクも高いと考えられて当然でしょう。

サラリーマンになり、毎月ちゃんと給料が支払われているということは、それだけ日々仕事をしているからであり、金融機関からの信頼も高いのだということになります。